海外旅行での移動や観光をもっと快適にしたいなら、リュックとショルダーバッグの二個持ちスタイルがおすすめです。
重い荷物はリュックに、すぐ取り出したい貴重品はショルダーバッグに入れることで、両手が自由になり行動がスムーズに。
また、防犯対策や荷物の整理もしやすく、疲れにくくストレスフリーな旅が叶います。
本記事では、二個持ちのメリットから選び方、おすすめモデル、実用的な注意点まで徹底解説します。
海外旅行でリュックとショルダーバッグを二個持ちするメリット
まずは、このスタイルが海外旅行においてどれほど快適で実用的かを、具体的な場面を想像しつつご紹介します。
重い荷物はリュックにまとめ、貴重品などすぐ使うものはサッと取り出せるショルダーバッグに入れておく。それだけで、行動の自由度、防犯性能、移動の快適さがグンとアップします。
両手が自由になり行動がスムーズに(例えば写真撮影やスマホ操作に便利)
海外旅行ではふとした瞬間にスマホで地図を調べたり写真を撮ったりすることが多いです。
そのたびにバッグを下ろす必要がなく、両手が自由に使えるのは大きなメリットです。
リュックに重さを預け、ショルダーバッグにすぐ使う小物を入れておけば、観光中の動作がストレスフリーになります。
荷物の収納とアクセス性のバランスが取れる(リュックは大容量、ショルダーは小物取り出しやすい)
リュックには着替えやガイドブックなどかさばる荷物をまとめて収納できます。
一方、ショルダーバッグには財布やスマホ、地図など頻繁に使うものだけを入れておくと、必要な時にサッと取り出せます。
この二つを使い分ければ、大容量と手軽さを両立でき、荷物の使い勝手が格段に向上します。
貴重品の防犯がしやすい(ショルダーを身体の前に掛けるスタイルでスリ対策)
海外では、混雑した場所でのスリ被害への注意が必要です。
ショルダーバッグを自分の体の前に掛けておけば、視界に入る位置に貴重品を置いておけるため安心感が増します。
実際、荷物をリュックだけにすると背後から狙われやすくなるため、二個持ちで防犯性を高めるのは理にかなっています。
肩や腰への負担を分散できる(重心が分かれて疲れにくい)
重いバッグを片方の肩だけで支えると、体への負担が大きく疲れやすくなります。
リュックで背中に荷重し、ショルダーバッグで前に軽くバランスを取るスタイルなら、重心が分散されて負担が緩和されます。
医療的にもバッグ重量は体重の10%以下が望ましく、二個持ちにすることで個々のバッグ重量を抑えられ、バランス改善に役立ちます。
子連れ旅行などで両手を使いやすい(手を繋いだり抱っこしたりしやすい)
子連れで海外旅行する際、両手は子どもの手を引いたり抱っこしたりで常に使うものです。
リュックとショルダーバッグの使い分けなら、バッグを持つ手間が減り、必要な荷物をすぐ取り出しながらも手は空く状態を維持できます。
その結果、親子での移動がスムーズになり、安全性も高まります。
機内持ち込みのバッグを使い分けできる(登場時など必要な物のみ手元に)
飛行機に乗る際、搭乗やセキュリティ時に必要なものはすぐアクセスできると便利です。
ショルダーバッグにパスポートやチケットなど必要物をまとめ、リュックには機内で使わない荷物を詰めるスタイルが理想的です。
こうすると、機内で必要な時にショルダーバッグだけで行動でき、ストレスを感じずに済みます 。
緊急時にすぐに必要な物が取り出せる(パスポートやチケットなど)
飛行機の搭乗や入国審査、列車の乗車など、旅行中には「急に必要になるもの」が多々あります。
そのような重要アイテムはショルダーバッグに入れておけば、リュックを降ろさずにサッと取り出せます。
特に混雑や急ぎの場面では、このすばやいアクセスが旅をスムーズにしてくれます。
二個持ちに適したバッグの選び方(サイズ・素材・機能性)
まずはリュックとショルダーバッグを併用するスタイルが快適な理由を理解した上で、それぞれを選ぶ際に注目したいポイントを解説します。
旅行スタイルや荷物の量、使い方に応じて、サイズや素材、機能性を適切に選ぶことで、旅の自由度と快適さが格段に向上します。
リュックは十分な収納スペース(A4サイズやPC対応ポケットあり)
旅行中は着替えやガイドブック、タブレットなどかさばる荷物が増えがちです。
十分な収納力を備えたリュックなら、それらを一つにまとめて持ち運べます。
とくにA4サイズやノートPCが入る専用ポケットが付いていると、移動中や休憩時の取り出しがスムーズです。
実際、Travel+Leisureのテストでは、収納力と耐久性に優れるモデルが“旅行用バックパックにも最適”と評価されています。
ショルダーは必要最低限のコンパクトなサイズ(邪魔にならず身体前に持ちやすい)
行動中に邪魔にならず、かつ必要な小物にすぐアクセスできるサイズが重要です。
コンパクトなショルダーバッグなら、混雑時でも身体の前に掛けてさっと取り出せる利便性があります。
それにより、貴重品を素早くアクセスでき、安全かつ快適な旅の動線を保てます。
両方とも軽量かつ背負いやすい素材(ナイロンや撥水・防犯加工など)
長時間の移動や観光では、バッグそのものの重さが負担になりがちです。
ナイロン素材や撥水加工が施されたバッグは軽量でありながら耐久性も高く、雨や汚れにも強いメリットがあります。
さらに、防犯性を高めるワイヤー入りストラップやファスナー付きデザインは、旅先での安心感を高める重要な要素です。
鍵・南京錠・ロック機能など、防犯性が高いタイプを選ぶ
荷物から目を離さざるを得ない場面もある海外旅行では、防犯対策が欠かせません。
鍵付きジッパーやスラッシュプルーフの素材を採用したバッグは、盗難リスクを抑える効果があります。
実際、Travel+Leisureではロック機能やRFIDプロテクションが搭載されたバックパックが“アンチセーフティ機能が豊富”として高評価を受けています。
おすすめのリュックとショルダーバッグ
海外旅行で、リュックとショルダーバッグを併用することで、荷物管理やアクセスのしやすさが格段に向上します。
ここでは、大容量かつ快適に背負えるリュックから、斜め掛けできてポケットが豊富なショルダー、防犯加工付き、さらに旅行コーデにも映えるデザイン性の高いバッグまで、実際のおすすめモデルを厳選してご紹介します。
リュックは大容量で通気性や肩ベルトのクッション性に優れたタイプ
旅行中はたくさんの荷物を収納しつつ、長時間背負っても疲れにくいリュックが理想です。
例えば、Tortuga Travel Backpack Pro 40 Lは肩ベルト、ヒップベルト、背面パネルに厚みのあるパッドが施され、荷物が多くても身体への負担を和らげます。
また、バケット型の開口部により荷物の出し入れもスムーズに行え、整理もしやすい設計となっています。
ショルダーは斜め掛けでき、小物整理ポケットが充実しているタイプ
観光や移動中に必要なものをすぐ取り出せるショルダーバッグは、斜め掛けできるコンパクトタイプが便利です。
例えば、TO&FROの「BIG STRAP SHOULDER BAG」は約17 Lと容量がありながら、前後と内側に計8つのポケットが配置されており、小物整理に優れています。
しかもリサイクルポリエステル製で軽量、撥水加工が施されているため荷物が増えても安心です。
防犯加工(ワイヤー入りストラップ・スキミング防止・ファスナーロックなど)があるモデル
海外では、防犯性の高いバッグ選びが安心感につながります。
BaggalliniやTravelon、Pacsafeなどのブランドは、RFIDブロッキングやワイヤー入りストラップ、ロック機構などのセキュリティ機能を備えたモデルを展開しています。
特にTravelon Mini Shoulder Bagは、ロック可能なジッパーとスラッシュプルーフ素材が使われており、多くの旅行者から信頼されています。
見た目におしゃれで旅行コーデにも映えるデザイン性の高いもの
旅先のファッションにもこだわるなら、見た目の洗練されたバッグが欲しくなります。
Town & Countryの編集部が選んだ15のクロスボディバッグには、GucciのHorsebit 1955やPradaのRe-Nylonなど、ラグジュアリーながら旅行に適した耐久性と収納力を兼ね備えたモデルが並びます。
これらは手軽に持ち出せるだけでなく、そのまま観光やカフェ巡りのスタイルにも映える逸品です。
海外旅行経験者が語る二個持ちの失敗談と注意点
海外旅行でリュックとショルダーバッグを二個持ちすると、快適さや便利さが増す一方で、思わぬ失敗やトラブルに見舞われるケースも多数報告されています。
ここでは、実際に経験者が直面した失敗談をもとに、旅の自由度を維持しつつも安全かつスマートに持ち歩くための注意点を詳しく解説します。
ショルダーだけに重要品を入れてリュックを後ろに回すと狙われやすい—混雑時は前に抱えるべき
混雑した観光地では、ショルダーバッグに貴重品を入れてリュックを後ろに背負うスタイルが狙われやすいという声が多く聞かれます。
実際に、背後を確認できない状態だとスリやすり替えのターゲットになりやすく、観光中の安全性が大きく低下します。
そのため、特に人混みの中では、ショルダーは身体の前に掛けて貴重品を目に見える状態にするのが賢明です。
リュックが重すぎて肩が痛くなった、バランスが悪く疲れが出た経験談
旅行中にリュックが重すぎて、肩や腰に大きな負担をかけてしまったケースは非常に多いです。
特に、片方のバッグに偏った荷重がかかると姿勢が崩れ、疲労が蓄積しやすくなるという声もあります。
医学的にも、重いバッグは10%を超えないことが推奨されており、負担を軽減するには二つのバッグで重さを分散するのが理想的です。
バッグを使いすぎて荷物を分けすぎ、出し入れが混乱した失敗談
荷物を用途別に分けようとして、リュックとショルダーの両方に細かく振り分けすぎた結果、必要なものを出し入れするたびに迷ってしまったという失敗例もあります。
行動中に探し物に時間を取られ、観光の満足度が下がることもあるため、整理の仕方には配慮が必要です。
簡潔なパッキングルールを自分なりに設けて、どこに何があるか一目で分かるように整えておくと、ストレスなく使えます。
バッグのファスナーやホックが壊れて、急に取り出せず焦った事例
旅行中にバッグのファスナーや留め具が破損し、必要な物がすぐに取り出せず慌てたというトラブルも報告されています。
急な雨や混雑への対処ができず、気持ちが焦るだけでなく荷物の安全性も脅かされました。
バッグ選びの際には、丈夫な縫製やロック機構の有無、レビューでの耐久性評価をしっかり確認しておくことが重要です。
空港や機内でのリュックとショルダーバッグの持ち込みルール
海外旅行において、リュックとショルダーバッグの二個持ちスタイルを活かすには、まず搬送規定をしっかり理解することが不可欠です。
航空会社によって許される手荷物の形態や寸法、重量基準には差があるため、事前の確認が安心な搭乗への第一歩となります。
ここでは、それぞれのルールを解説しつつ、快適かつ規定内での賢いバッグ使い分け術をご紹介します。
多くの航空会社では手荷物としてリュック+肩掛けバッグなど計2個まで持ち込み可(※要確認)
ほとんどの航空会社は、機内に持ち込める荷物として「大きめのバッグ1つ」と「小さなパーソナルアイテム1つ」の組み合わせを認めています。
例えば、米国の主要航空会社では22×14×9インチのキャリーオンバッグに加え、小さなパーソナルアイテムを搭乗時に持ち込めるルールが一般的です。
ただし、航空券のクラスや路線、格安航空会社によって制限が異なるため、搭乗前には必ず自分の便での規則を確認することが大切です。
サイズと重量制限を事前にチェック(機内持ち込みサイズ:例 55×40×25 cm/7 kg など)
海外旅行でバッグを二個持ちする際は、それぞれのバッグがサイズ基準を超えないよう注意しましょう。
多くの航空会社ではキャリーオンサイズとして55×40×25 cmが目安となっており、アメリカ系では22×14×9インチ(約56×36×23 cm)が標準です。
重量に関しては制限があるケースとないケースが混在しており、国際線や一部の航空会社では7〜15 kgまでを上限としている場合も見られます。
セキュリティチェックではバッグを開けやすくしておくとスムーズ
保安検査でバッグを開ける必要が生じた際、スムーズに通過できるようにしておくとストレスが軽減できます。
例えば、ショルダーバッグには液体類や電子機器をまとめて入れておき、ファスナーを半開きにしておくなどの工夫が便利です。
ハンドバッグやリュックを別々に準備し、必要なアイテムをすぐ出せるよう整理しておけば、検査時の時間節約にもなります。
ショルダーは貴重品用、リュックは預ける荷物との使い分けが便利(機内で必要な物はショルダーへ)
機内で必要な物(パスポートや財布、機内エンタメ機器など)はショルダーバッグに入れておくと、とても便利です。
一方、リュックには機内で不要な荷物や着替え、ガイドブックなどをまとめておけば、機内スペースも効率的に使えます。
この使い分けによって、移動中も出し入れの動作がスムーズになり、自由度の高い旅が実現できます。
まとめ
海外旅行での快適さと安全性を両立させる「リュックとショルダーバッグを二個持ち」というスタイルは、自由な行動、荷物の整理、そして防犯力を高める理想的なアプローチです。
リュックに大容量の荷物をまとめ、ショルダーには貴重品やすぐ使うアイテムを収納すれば、移動中のストレスも軽減されます。
バッグ選びでは、軽量さ・耐久性・背負いやすさ・防犯機能などの観点から厳選することが重要です。さらに、搭乗前には航空会社の手荷物規定やサイズ制限を確認して、スムーズかつ安心な旅の準備を整えましょう。
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