誰にも予定を合わせず、好きな時間に温泉へ入り、食べたいものを食べて静かに過ごせるのが男一人旅の魅力です。
特に温泉地は、宿に着いてしまえば入浴や食事を中心に過ごせるため、一人旅に慣れていない人でも予定を組みやすい旅行先といえます。
一方で、温泉地によっては車がないと移動しにくかったり、1名利用できる宿が少なかったりするため、行き先選びは重要です。
この記事では、一人でも過ごしやすいおすすめ温泉地から宿の選び方、予算、1泊2日の過ごし方まで詳しく紹介します。
一人旅でおすすめの男向け温泉7選
男一人の温泉旅行では、有名かどうかだけでなく、温泉街を徒歩で回れることや、一人でも入りやすい飲食店や外湯があることが重要です。
宿の中だけで完結する場所も魅力的ですが、気が向いたときに散歩や湯めぐりへ出られる温泉地なら、一人でも時間を持て余しにくくなります。
ここでは温泉そのものの魅力に加えて、街歩きや自然散策、公共交通でのアクセスなども考慮し、全国から7つの温泉地を紹介します。
| 温泉地 | 都道府県 | 特におすすめのタイプ | 主な魅力 |
|---|---|---|---|
| 草津温泉 | 群馬県 | 初めての一人温泉旅 | 湯畑、温泉街散策、湯めぐり |
| 伊香保温泉 | 群馬県 | 街歩きを楽しみたい人 | 石段街、温泉、レトロな雰囲気 |
| 奥日光湯元温泉 | 栃木県 | 静かに過ごしたい人 | 硫黄泉、湖、自然散策 |
| 蔵王温泉 | 山形県 | 温泉そのものを重視する人 | 酸性の湯、共同浴場、自然 |
| 下呂温泉 | 岐阜県 | 電車で旅行したい人 | 温泉街、足湯、飛騨グルメ |
| 城崎温泉 | 兵庫県 | 湯めぐり好き | 外湯めぐり、温泉街散策 |
| 別府温泉 | 大分県 | 温泉を何軒も巡りたい人 | 別府八湯、共同浴場、地獄めぐり |
草津温泉は初めての男一人旅でも過ごしやすい
初めて一人で温泉旅行へ出かけるなら、群馬県の草津温泉は有力な候補です。
温泉街の中心にある湯畑を基準に歩けば位置関係を把握しやすく、食事や買い物、散策を自分のペースで楽しめます。
一人で歩いている旅行者も珍しくないため、周囲を気にせず温泉街を歩きたい男性にも向いています。
観光を詰め込まなくても、温泉に入り、湯畑周辺を歩き、疲れたら宿へ戻るというシンプルな過ごし方だけで旅行らしさを味わえるでしょう。
東京方面から公共交通で訪れることもできるため、車を運転せず温泉だけを目的に出かけたい人にもおすすめです。
伊香保温泉は石段街を一人で歩くのが楽しい
群馬県の伊香保温泉は、温泉だけでなく街歩きも楽しみたい男性におすすめです。
温泉街の中心には365段の石段があり、その周辺には飲食店や土産物店、昔ながらの遊技場などが集まっています。
目的地を細かく決めず、気になった店へ立ち寄りながら上へ進んでいくだけでも十分に観光を楽しめるのが魅力です。
一人旅なら写真を撮るために立ち止まったり、疲れたところで休憩したりしても、同行者を待たせる心配がありません。
渋川駅からバスでアクセスできるため、首都圏から公共交通だけで行く温泉旅行にも選びやすいでしょう。
奥日光湯元温泉は静かな場所で休みたい男性におすすめ
観光客でにぎわう温泉街よりも、自然の中で静かに過ごしたいなら栃木県の奥日光湯元温泉がおすすめです。
湯ノ湖周辺に広がる温泉地で、白濁した硫黄泉と山々に囲まれた落ち着いた環境を楽しめます。
近くには湯ノ湖や戦場ヶ原などがあり、温泉だけでなく散策やハイキングを組み合わせられるのも魅力です。
昼間は自然の中を歩き、夕方から温泉に入って早めに休むという過ごし方なら、日頃の忙しさから距離を置きやすくなります。
にぎやかな夜遊びより、温泉と自然を中心に一人の時間を楽しみたい男性に特に向いている温泉地です。
蔵王温泉は温泉好きの一人旅にぴったり
山形県の蔵王温泉は、観光よりも温泉そのものをじっくり味わいたい男性におすすめです。
温泉街には共同浴場があり、宿のお風呂だけでなく外へ出て湯めぐりを楽しめます。
季節によっては大露天風呂を利用でき、山の自然を感じながら温泉を楽しめるのも蔵王ならではの魅力です。
一人なら同じ温泉に長く入ることも、複数の浴場を回ることも自由なので、温泉好きほど満足しやすいでしょう。
冬は雪や路面状況に注意が必要ですが、季節を変えて何度も訪れたくなる温泉地でもあります。
下呂温泉は電車の一人旅と相性がいい
岐阜県の下呂温泉は、車を使わず電車で一人旅をしたい人にもおすすめです。
下呂駅から温泉街へ歩いて移動でき、足湯や日帰り入浴施設などを巡りながら自分のペースで観光できます。
飛騨川沿いの景色を眺めたり、温泉街で食べ歩きをしたりと、宿へチェックインする前後にも楽しみを作りやすい場所です。
観光スポットを大量に回らなくても、温泉街そのものが旅の目的になるため、一人でもスケジュールを持て余しにくいでしょう。
名古屋方面から列車を利用する旅行とも相性がよく、運転の疲れを避けたい人にも向いています。
城崎温泉は外湯めぐりを自由に楽しめる
兵庫県の城崎温泉は、宿にこもるより温泉街を歩き回りたい男性におすすめです。
城崎の大きな魅力が複数の外湯を巡るスタイルで、温泉街を歩きながらそれぞれ雰囲気の異なる浴場を楽しめます。
一つの浴場でゆっくりするか、短時間ずつ何軒も回るかを自分だけで決められるため、一人旅との相性は抜群です。
温泉街には飲食店や土産物店もあり、入浴の合間に食事や休憩を挟みながら一日を過ごせます。
宿泊する場合は外湯利用が含まれるプランもあるため、予約時に利用条件を確認しておくとより楽しみやすくなります。
別府温泉は温泉をとことん巡りたい男性におすすめ
一度の旅行でさまざまな温泉に入りたいなら、大分県の別府温泉も有力な候補です。
別府には別府温泉や鉄輪温泉、明礬温泉などからなる別府八湯があり、エリアごとに異なる雰囲気を味わえます。
共同浴場も多いため、高級旅館の温泉だけに限定せず、地元の温泉文化そのものを体験したい人に向いています。
一人なら予定を変更しやすく、気に入った温泉を見つけたら追加でもう一湯入るといった自由な旅ができます。
地獄めぐりや街歩きなど温泉以外の見どころもあるため、2泊以上の一人旅にもおすすめです。
男の温泉一人旅で失敗しない宿の選び方
同じ温泉地を選んでも、宿選びによって一人旅の快適さは大きく変わります。
特に注意したいのが、一人で宿泊できるプランの有無、夕食の形式、温泉街までの距離、大浴場や露天風呂の充実度です。
価格だけを見て予約すると、食事や移動が想像以上に不便になることもあるため、実際の過ごし方を考えながら比較しましょう。
1名1室で予約できるプランを最初に確認する
温泉旅館を探すときは、まず希望日に1名1室で予約できるか確認しましょう。
2名以上を前提にしている旅館もあるため、魅力的な宿を見つけても一人では予約できない場合があります。
検索するときに最初から宿泊人数を1名に設定しておけば、予約できない宿を何軒も確認する手間を減らせます。
平日は一人旅プランが出ていても、土曜日や連休になると1名利用できなくなる場合もあるため、日程をずらして探す方法も有効です。
一人旅歓迎やおひとり様向けと明記されたプランなら、初めてでも予約しやすいでしょう。
一人で食べやすい夕食スタイルを選ぶ
一人旅で意外に気になりやすいのが夕食の場所です。
周囲にグループ客が多い大広間より、個室食や部屋食、カウンター席のある食事処のほうが落ち着くという人もいるでしょう。
一方で、一人での食事をまったく気にしない人なら、バイキング形式を選ぶことで好きな料理を好きな量だけ食べられます。
温泉街に飲食店が多い場所なら、素泊まりや朝食のみのプランを選び、夕食は外で地元グルメを楽しむ方法もあります。
自分が一番気楽に食べられる形式を基準に選ぶことが、一人旅の満足度を高めるポイントです。
温泉街の中心に近い宿は一人旅でも便利
車を使わない一人旅では、宿の立地も重要です。
バスターミナルや駅、温泉街の中心から離れた宿は静かな反面、夕食後に外へ出たいときやチェックアウト後の移動が不便になる場合があります。
初めて訪れる温泉地なら、駅やバス停から徒歩で移動でき、飲食店や外湯へも歩ける宿を選ぶと行動しやすくなります。
特に草津や伊香保、城崎など温泉街散策が魅力の場所では、中心部までの距離を確認しておくとよいでしょう。
送迎バスを利用する場合は、予約の必要性や最終便の時間も事前に確認しておくと安心です。
温泉目的なら風呂の種類と利用時間も確認する
温泉旅行を目的にするなら、客室の広さ以上に大浴場や露天風呂の内容を確認しておきましょう。
チェックインから深夜まで入れる宿もあれば、清掃や男女入れ替えによって利用できない時間帯が設定されている宿もあります。
朝風呂を楽しみたい場合は、早朝から利用できるかどうかも重要です。
サウナや露天風呂を目的にしている人は、設備があるだけでなく、宿泊日に実際に利用できるかまで確認すると失敗を防げます。
一人旅なら温泉に入る回数も時間も自由なので、風呂を重視した宿選びほどメリットを実感しやすいでしょう。
男一人で温泉旅を満喫するおすすめの過ごし方
一人旅だからといって、観光スポットを何カ所も回る必要はありません。
むしろ温泉旅行では予定を減らし、入浴や散歩、食事などをその日の気分で選べる余白を作るほうが、一人ならではの自由を楽しめます。
ここでは特別な準備をしなくても実践できる、男一人温泉旅のおすすめの過ごし方を紹介します。
外湯や共同浴場を自分のペースで巡る
外湯や共同浴場がある温泉地では、宿のお風呂だけで旅行を終わらせず湯めぐりをしてみましょう。
一人旅なら同行者の入浴時間を気にする必要がなく、短時間で次へ移動することも、一つの浴場に長く滞在することもできます。
城崎や別府、蔵王などは複数の浴場を巡る楽しみがあり、温泉そのものを旅行のメインイベントにできます。
ただし、一日に何度も入浴すると疲れることもあるため、水分補給と休憩を挟みながら無理のないペースで楽しみましょう。
タオルを入れられる小さなバッグを持っていくと、温泉街を歩くときにも便利です。
ご当地グルメを一人で好きなだけ楽しむ
一人旅では、食事の店を決めるときに同行者の好みを考える必要がありません。
有名店へ並ぶのも、軽食を何軒か食べ歩くのも、コンビニで簡単に済ませて温泉へ直行するのも自由です。
温泉街では地元の肉料理や麺類、酒、甘味など、その土地ならではの食べ物を一つ決めておくと旅の楽しみが増えます。
夜に一人で飲みに行きたい場合は、カウンター席のある居酒屋やバーを探しておくと入りやすいでしょう。
無理に有名店をすべて回ろうとせず、自分が今食べたいものを優先できるのが一人旅のメリットです。
何もしない時間を予定に入れる
温泉一人旅では、あえて何もしない時間を作るのもおすすめです。
朝から晩まで観光予定を詰め込むと、せっかく温泉へ来ても移動に追われて普段の休日と変わらなくなってしまいます。
チェックイン後に温泉へ入り、部屋で本を読んだり昼寝をしたりするだけでも十分に贅沢な過ごし方です。
スマートフォンを見る時間を減らし、露天風呂や自然の景色を眺めながら過ごすと、日常との切り替えもしやすくなります。
一人旅では何もしなくても誰かを退屈させる心配がないため、休むこと自体を旅の目的にしてもよいでしょう。
一人旅の温泉旅行にかかる予算と安く楽しむコツ
温泉一人旅の費用は、交通手段と宿泊する曜日によって大きく変わります。
特に旅館は2名1室を基準に料金を設定していることがあり、一人利用では宿泊単価が高くなる場合があります。
一方で、平日や食事なしのプランを選んだり、公共交通のセット商品を比較したりすることで費用を抑えることも可能です。
1泊2日なら2万円から4万円程度を目安に考える
国内の温泉一人旅では、近距離の1泊2日なら交通費と宿泊費を合わせて2万円から4万円程度を一つの目安として考えると計画しやすくなります。
宿泊費を1万円台前半に抑えられれば、食事や日帰り温泉、土産代に予算を回しやすくなります。
一方で、露天風呂付き客室や高級旅館を選べば、一泊だけでも数万円以上になることは珍しくありません。
最初に総予算を決め、その中から交通費を差し引いて宿を探すと予算オーバーを防ぎやすくなります。
現地で飲食店や外湯を利用する予定なら、宿泊代とは別に数千円程度の余裕を持たせておくと安心です。
平日や日曜泊を狙うと安くなりやすい
宿泊費を抑えたい場合は、金曜日や土曜日よりも平日を優先して探しましょう。
同じ客室でも曜日によって料金が変わることがあり、一人旅なら同行者との日程調整がないぶん安い日を選びやすいメリットがあります。
有給休暇を使えるなら、日曜から月曜や平日の宿泊を候補にすると価格を比較しやすくなります。
繁忙期を避ければ温泉や食事会場が混雑しにくく、一人で静かに過ごしたいという目的にも合いやすいでしょう。
ただし休館日や飲食店の定休日が重なる可能性もあるため、平日旅行では営業情報の確認が大切です。
素泊まりと温泉旅館の両方を比較する
温泉旅行だからといって、必ず2食付きの旅館を選ぶ必要はありません。
草津や城崎、別府など外食できる店が比較的見つけやすい温泉地なら、素泊まりの宿を使って費用を抑える方法があります。
反対に、周囲に夜営業の飲食店が少ない温泉地では、外食するより2食付きの旅館を予約したほうが便利です。
宿泊料金だけで判断せず、夕食代や移動費まで含めた総額で比較しましょう。
食事も旅行の楽しみにしたい人は2食付き、温泉と街歩きを優先したい人は素泊まりというように目的で使い分けるのがおすすめです。
初めてでも楽しめる男一人温泉旅の1泊2日モデルプラン
初めて一人で温泉旅行へ行くなら、予定を詰め込みすぎない1泊2日がおすすめです。
移動と温泉だけでも十分に旅行気分を味わえるため、観光スポットを大量に追加する必要はありません。
ここでは温泉街のある場所を想定し、一人だからこそ自由に変更できる余裕を残したモデルプランを紹介します。
1日目は昼過ぎに温泉地へ到着する
1日目は朝早く出発する必要はなく、昼過ぎに温泉地へ到着する程度のスケジュールでも十分です。
到着後は荷物を宿やコインロッカーへ預け、温泉街で昼食を取ったり周辺を散策したりしましょう。
15時前後にチェックインしたら、混雑する前に一度大浴場へ入っておくのがおすすめです。
風呂上がりは部屋で休み、夕食まで何もしない時間を作ると温泉旅らしいゆったりした時間を楽しめます。
写真撮影や観光地巡りを優先しすぎず、その日の気分で予定を減らせるようにしておきましょう。
夜は温泉と食事を中心にのんびり過ごす
夕食後は温泉街を軽く散歩するか、もう一度温泉へ入る程度の予定にしておくと疲れにくくなります。
外湯がある温泉地なら、一カ所だけ立ち寄って宿のお風呂との違いを楽しむのもおすすめです。
一人だからといって無理に夜の店へ出かける必要はなく、部屋で地酒や飲み物を楽しみながら過ごしてもよいでしょう。
翌朝の観光に備えて早めに寝ることもできますし、普段読めない本や動画を楽しむ時間にすることもできます。
誰かに合わせず、自分が一番リラックスできる過ごし方を選ぶのが一人温泉旅の醍醐味です。
2日目は朝風呂から始める
温泉宿へ泊まったら、2日目は少し早めに起きて朝風呂を楽しんでみましょう。
夜とは空気や景色が変わり、露天風呂では朝ならではの静かな時間を味わえることがあります。
朝食後はチェックアウトし、前日に行けなかった温泉街や観光スポットを一つだけ回る程度にすると余裕があります。
昼食を食べてから帰宅すれば、1泊2日でも温泉、グルメ、街歩きをバランスよく楽しめます。
翌日が仕事なら早めに帰宅し、自宅で休む時間まで含めて旅行プランを考えておくと疲れを残しにくいでしょう。
まとめ
一人旅でおすすめの男向け温泉を選ぶなら、温泉の知名度だけでなく、一人で歩きやすい温泉街や外湯、公共交通の使いやすさまで確認することが大切です。
初めてなら草津や伊香保、温泉そのものを楽しみたいなら蔵王や別府、静かな自然の中で休みたいなら奥日光湯元など、目的によって最適な行き先は変わります。
宿を選ぶ際は1名利用できるか、食事形式、温泉街からの距離、大浴場の利用時間までチェックしておけば失敗を減らせます。
予定を詰め込みすぎず、温泉に入り、好きなものを食べ、疲れたら休むという自由な過ごし方こそ、男一人の温泉旅を満喫するコツです。
まずは自宅から行きやすい温泉地で1泊2日から始め、自分だけの温泉旅行を楽しんでみてください。
